これは何か
今月末で今の職場を離れることになったので、ふりかえりも兼ねて。
これまでの経歴的にスタートアップで働くことが多かったので、前職に限らずこれまでのキャリアをふりかえってみて、日頃どんなことに気をつけながら働いていたか、あるいはこれまでの人生で「もっとこうすりゃよかった」みたいなしくじりを整理したもの。
前職を辞める前に社内でLTぽく話したのを少し改変している。
前提:私はこういう性格
- 自己肯定感が低い
- 今やってる仕事は別に誰でもできるよな〜とか思っちゃう
- ので、俺すごくね?って滅多に思わないし、こんなんやりましたでドヤ!みたいな発信が苦手
- 他者とのコミュニケーションに必要以上に気を使いがち
- Slackの投稿文は何回も何回も考えてようやく発信してる
@全社all
メンションとか極力打ちたくない
おしながき
自分が気持ちよく働ける限界値を把握しよう
ワイはできてた度:★★★★☆
- 周り見てると、年齢関係なく「なんでこんな優秀なの」みたいな人がうじゃうじゃいる
- それに比べて自分は...みたいに思うことがあるけど、そもそもどれくらい仕事にコミットしたいか・できるかは人それぞれ。また人生のフェーズによっても変わる
- ので、自分が無理せず(働かないといけない、というプレッシャーを感じず)働ける量はこれぐらいだな、というのを把握しておくの大事
- それで結果出せなかったらそれはその時考える
- ...みたいなことがこのスライドにも書いてた
- 「常に限界を超えるな」というわけではない。限界を超えないといけない局面はある
自分の機嫌は自分で取ろう
ワイはできてた度:★★☆☆☆
- 前述した限界値の話もそうだけど、基本的に自分が気持ちよく働ける状態を維持する責任は自分にある
- 体調管理・メンタル管理もそうだけど、自分が何かを成し遂げた・成長できたと実感できるお膳立てをしてあげるのも自分次第
- マネジメントはこれを適切に支援できるといいよね、と思う
- Qごとのふりかえりとか一定会社が提供してくれる仕組みもあるけど、個人でも探索しよう
- 自分はこれがあまり得意ではなかった。週のふりかえり、月のふりかえりなど
相手への感謝や相手の良いところは言葉にして伝えよう
ワイはできてた度:★★★☆☆
- 「あなたのこういう言動素敵だった」「これができるなんてスゴイ!」はぜひ言葉にして伝えてほしい
- 言われると「ああ、自分のこういうところは強みなんだ」って実感できる
- し、相手に感謝の念を抱いているとき自分もポジティブな気持ちになるという心理学的効果があるらしい
- 最近読んだ本(シリコンバレー式 最強の育て方 ―人材マネジメントの新しい常識 1on1ミーティング―)に書いてた
- 忙しいとこういうところがおろそかになるけど大事だと思っています。人と向き合おう
自分は何がしたいのか、を発信しよう
ワイはできてた度:★★★☆☆
- Will ばっかり語るなんてよくない、会社に求められていることやれ、は一定正しい
- 正しいが、会社も何が正解かなんてわかってない
- し、自分から言わないとコイツは何だったら熱を注げるんだってのが周りから見てもわからん
- 何回も言ってると「そこまで言ってるならコミットしてくれるだろうしやらせてみっか」って思ってもらえる。はず。しらんけど
- 僕が気持ちよく仕事ができてたのは、「こういう未来にしていきたいんすよね」「こういうことやっていきたいす」みたいなのを小出しにしてたからというのは一定あると思っている
「それはあなたの仕事でしょ」も言葉にしてちゃんと伝えよう
ワイはできてた度:★☆☆☆☆
- 「EMなんだからこういうことやってほしい」「これをやるのはPdMだと思う」みたいなのって往々にしてある
- 責任の押し付け合いっぽく感じて言うのが憚られたり、言っても無駄だって諦めてしまうこともあるかもしれない
- が、言わないとこっちが相手に何を期待してるのかなんてわからない。言って、双方の考えにギャップがあることが確認できたら、それだけでも前進はしてる
- 「ゆーて相手も忙しいしな...」という遠慮はここでは不要
- 「どうせ言っても変わらない」よりは「言っ"た"けど変わらな"かった"」までやってから諦めよう
- 自分はこれができませんでした。反省
- 特にマネージャーとか上長にあたる方々に対して、不満があったとしても自分が期待していることを伝えたり腹を割って話すみたいなことが苦手だった。不要な遠慮があった
- ただし、言ったあとは「私 vs あなた」ではなく「問題 vs 私たち」というスタンスで一緒に解決する姿勢を見せよう
一人でいいので本当になんでも話せる仲間を作ろう
ワイはできてた度:★★★★★
- 組織に対する不満、あるいは弱音など、はパブリックなところに書きづらい
- し、不満は書くべきではない。timesもパブリック
- 全員にオープンにできなくていいので、この人の前だったら気兼ねなく話せる!という仲間を見つけよう
- 自分は幸いにしてこういう仲間が何人かいた
なるべく、常に機嫌よくヒマそうにしよう
- 大人の余裕ってやつだ
- 機嫌悪そうなやつとコミュニケーションとりたくないのはもちろんのこと、余力あるように見せないと相手も気を使う
- 自分は良くも悪くも常にヘラヘラしてる人間でありたいなと思っていた
会社に残り続ける理由は「"自分が"◯◯したいから」にしよう
- 「誰それさんのために」「チーム・会社が必要としてるから、抜けたら困るから」など、会社に残る理由を外部に求めると、その外部が自分の期待した通りにならなかったとき勝手に裏切られた気持ちになってメンタルが死ぬ
- ので、会社にいる理由は「自分が◯◯という野望を叶えるためにいる」という形にしよう
- 誰それさんのために、であっても「誰それさんのために貢献したいって"自分が"思っているから」という意識にしよう
直接話したことだけ信じよう
- 一般的に、組織が大きくなるとマネージャーやら他部署のやり方に納得いかないことが出てくる
- そういうときありがちなアンチパターンとして、直接話をしたわけでもないのに「◯◯部はこんなこと言ってる」って部署でくくって勝手に敵対視しちゃうこと
- 本当はマネージャーとか適切なレイヤーから情報がおりてきてそれに納得できることなんだけど、納得できなかったら我慢せず直接話そう
- 角が立つのを恐れるのであれば、「話をしに行っていいですか?」って事前に相談しよう
- 「会社さんはいない」