dackdive's blog

新米webエンジニアによる技術ブログ。JavaScript(React), Salesforce, Python など

Salesforce: Customer 360とは何だったのか、そしてDeveloper 360

Salesforce Platform Advent Calendar 2019 11日目の記事です。
遅れに遅れてすみません。OB枠*1からの参加です。

はじめに

界隈を離れて1年経ちますが、なんだかんだSalesforceウォッチャーを続けています。
今年のDreamforceもDev向けの内容ぐらいは追っておこう...と思ってKeynote観ました(まとめ)。

そんな中で、いろんなKeynoteやリリース記事でCustomer 360という言葉を目にするものの、何を指してるのかあまりピンときてなかったのでここらで一度情報を整理しとこうという趣旨の記事になります。

間違ってたらご指摘ください。

※なお、Twitter上や先日の Tokyo Dreamforce Global Gatherings でも何人かからこのあたりの情報を教えていただきました。ありがとうございます


Customer 360とは

Customer 360という言葉自体が登場したのは、昨年のDreamforce 2018です。

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動画(42:31あたり):Dreamforce: A Celebration of Trailblazers - YouTube

そして、おそらく同じタイミングでの記事がこちら。

ざっくりと、Sales Cloud、Service Cloudなどのデータと、Marketing CloudやCommerce CloudなどのB2C向けCloudで扱うデータにつながりがなかったのを連携できるようにします、ということのようですね。

また、GAが翌年の2019年であることも明記されています。
というわけで、昨年時点ではコンセプトレベルの紹介だったものを1年かけてエンハンスし、今年のDreamforceに持ってきたということかな。


Customer 360 Truth

日本でDreamforceの発表をウォッチしていて、気になったのはCustomer 360 Truthという新しいキーワードが登場していたことです。

後からKeynoteも探してみましたが、たしかにOpening Keynoteでも登場しています。

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動画(1:17:46あたり) Dreamforce Opening Keynote: Trailblazers, Together - YouTube

マーク・ベニオフ曰く "new version of customer 360" だそう。

↑の記事を読む限り、Customer 360 Truthは具体的には

  • Customer 360 Data Manager
  • Salesforce Identity for Customers
  • Customer 360 Audiences
  • Privacy and Data Governance

というサービスから構成されるもののようです。

https://www.salesforce.com/products/platform/features/customer-360-truth/
というプロダクトページを見てもそのように読み取れますね。


Customer 360 Data Manager

サービス間をつなぐためのおそらくキモとなる機能です。
こちらの紹介動画がわかりやすいです。

Salesforceの各Cloudや外部のデータシステムを連携し、顧客ごとにグローバルなIDで管理できるようになる、という機能ですね。

また、実際にデータソースを先に挙げたOpening Keynoteでもベニオフの発表の後にデモがあって、そこでもData Managerによって各Cloudをつなげる様子が見れます。

Trailheadモジュールも登場しています。

https://trailhead.salesforce.com/ja/content/learn/modules/customer-360-data-manager

気になるんだけど、Developer Editionで使えるものなんですかね?


Customer 360 Audiences

Customer 360 Truthを構成するもう1つの機能ですが、こちらについては情報がほとんど見つかりませんでした。

Marketing Keynote: The New Decade of Data, Trust and Engagement - YouTube

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マーケティング系のCloudでもデータ統合が進むのかな...という雰囲気ですが
そもそも日頃からこっちのサービスは情報追ってないんでよくわかりません。

また、GAが2020年ということなので、こちらはまだコンセプトレベルなんでしょう。


Customer 360 Platform

これは単にPlatformの呼び名が変わっただけと考えていいと思います。(M年ぶりN度目)
Keynoteのタイトルでも積極的に使われていますね。


話は変わって、Developer 360

別の話として、Platform Keynoteでは "Developer 360" というワードも登場しています。

動画 13:10

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f:id:dackdive:20191216021305p:plain こちらもまだほとんど情報が出ておらず、Keynoteで5分ほどデモで紹介されたのみです。
観たところ

  • ノーコードも含めた開発者向け機能を一箇所にまとめたポータル的なもの
  • チームで共同作業できそうなWorkspaceという概念と、Flow的なGUIの何か

が特徴かな。

スピーカーは "one developer 360 for all of you to work together seamlessly as teams" と表現していました。


おわりに

なんか頑張って調べたわりに完全に理解したとは言えない状況ですが、とりあえずData Managerだけがまともな「機能」としてリリースされたことはなんとなくわかりました。

いまCustomer 360とは何を指すのか?と聞かれると返答に困りますが、Customer 360 Platform 上にあるアプリケーション群っていうことなのかな。

*1:そんなものはない