dackdive's blog

新米webエンジニアによる技術ブログ。JavaScript(React), Salesforce, Python など

「みんなのデータ構造」学習メモ:6.1 BinaryTree 二分木

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これまでのメモ

今回は第6章。ここから木構造の話。

TypeScript によるソースコード
https://github.com/zaki-yama/open-data-structures-typescript/blob/master/src/BinaryTree.ts

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「みんなのデータ構造」学習メモ:5.1 ChainedHashTable, 5.2 LinearHashTable

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これまでのメモ

今回は第5章にとんで

  • [P91] 5.1 ChainedHashTable: チェイン法を使ったハッシュテーブル
  • [P97] 5.2 LinearHashTable: 線形探索法

を読む。

始めに書いておくと、5.1.1 乗算ハッシュ法の数学的な証明部分をちゃんと理解するのを諦めた。
また、LinearHashTable は冒頭の概要説明しか読んでいない。

TypeScript によるソースコード
https://github.com/zaki-yama/open-data-structures-typescript/blob/master/src/ChainedHashTable.ts

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「みんなのデータ構造」学習メモ:3.2 DLList 双方向連結リスト

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これまでのメモ

今回は「[P58] 3.2 DLList: 双方向連結リスト」。

TypeScript によるソースコード
https://github.com/zaki-yama/open-data-structures-typescript/blob/master/src/DLList.ts

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Chromiumベースの新しいMicrosoft Edgeについて

2020/1/15に新しいMicrosoft Edgeが正式リリースされました。

日本語

今後、これまでのMSEdgeはEdge Legacyと呼ぶようです。
(今回リリースされたChromium版Edgeのことを、以後「新Edge」と記載しています)

移行の流れや今後のアップデートポリシー、主な特徴などをまとめてみます。

なお、ユーザー目線での影響を知る上ではこちらの記事が一番わかりやすかったです。

3行まとめ

  • 新EdgeはChromiumベース(Chromeと全く同じかは不明)
  • 手動でインストールするか、Home/Proエディションのみ今後Windows Update経由で自動アップデート。インストールするとLegacy版は置き換えられて使用不可に
  • IEモードを使うとEdge内で指定したサイトをIEレンダリングエンジンで表示することが可能だが、手順はかなり複雑なので管理者向けの機能と思われ

新EdgeはChromiumベース

ずいぶん前からアナウンスされていた通りですが、新EdgeはChromiumベースになります。
そのため、レンダリングエンジンやJavaScriptエンジンは基本的にChromeと同じものになります。

基本的に、と書いたのは、実際にはChromiumをforkして独自のカスタマイズを加えている可能性も考えられるのですが、そういった記述は見つけられませんでした。

新Edgeのインストール方法と、ロールアウト計画

新Edgeをインストールしたい場合、現在は https://www.microsoft.com/edge から直接ダウンロードする必要があります。

インストールすると、これまでのLegacy版を置き換えるような挙動になり、古い方は利用できなくなります。

before f:id:dackdive:20200206003859p:plain

after f:id:dackdive:20200206003904p:plain

また、今後はWindows Update経由で配信され、数ヶ月かけてロールアウトしていく計画のようです。
ただし、公式ブログの日本語版のトップにでかでかと書かれていますが

※日本のお客様に対しては、確定申告への影響を考慮し、Windows Updateを通じた新しいMicrosoft Edgeの配信は令和2年4月1日以降、順次開始される予定です。

です。

加えて、Windows Updateでの自動更新は HomeおよびProエディションのみで、Enterprise、Education、Workstation Pro(?)といったエディションは対象外 です。
また、管理対象デバイス(*)も同様です。

(*) 「管理対象デバイス」は公式ブログ に記載されてた表現。冒頭に挙げたZDNetの記事 によると

Active DirectoryやAzure Active Directoryドメインに参加しているコンピューター、モバイルデバイス管理(MDM)で管理されているコンピューター、Windows Server Update ServiceやWindows Update for Businessなどで管理されているWindows 10 HomeやPro

を指す?

今後のアップデートポリシー

新しい Microsoft Edge へのアップグレード - Windows Blog for Japan から引用

Microsoft Edge のインストール後は、約 6 週間ごとにインストール先の OS とは独立して更新が行われます。初回のメジャー アップデートとなる Microsoft Edge 80 は、2 月上旬に Stable チャネルでリリースする予定です。

設定の「About Microsoft Edge」から更新確認とアップデートができます。Chromeと同じですね。

f:id:dackdive:20200206004027p:plain

IEモード

新Edgeには「IEモード」という機能が搭載されています。
これは、あらかじめ設定したURLにアクセスした際は、そのタブ内のみIEレンダリングエンジンを使ってサイトを描画するというものです。

この機能自体は以下のページに従って設定さえすれば誰でも使えますが、Windowsのグループポリシーを変更するなどかなり複雑な操作が必要なため、実際には情シスなどの管理者が設定する機能という位置づけのようです。

必要な手順はおおむね Microsoft Edge を IE モードで使用する | Microsoft Docs の通りですが、ポリシーダウンロードサイト(https://www.microsoft.com/en-us/edge/business/download)のファイルダウンロードボタンの場所がわかりづらいので注意。

f:id:dackdive:20200206004213p:plain

あと、自分が試したときはポリシーを追加でダウンロードしたファイルを選択することができず、手動でフォルダ内に配置する必要がありました。

指定するとこういったアイコンが表示されます。

f:id:dackdive:20200206010501p:plain

リリースチャネル

Chromeと同様、Stable(安定版)以外にCanary(毎日更新)、Dev(毎週更新)、Beta(6週おきに更新)が用意されています。 f:id:dackdive:20200206010537p:plain

新Edgeの独自機能その1: Tracking Prevention

新EdgeにはTracking Preventionというトラッキング防止機能が備わっています。

f:id:dackdive:20200206010552p:plain

設定>プライバシーとサービス からこのような画面にアクセスすることができ、3段階のレベルから選びます。 デフォルトは真ん中のBalancedです。

日本語の情報はあまりありませんが、公式ブログから以下の2つの記事が参考になります。

ラッキングや暗号通貨マイニング(Cryptomining)目的のサイトに分類されているURLへのアクセスに対して、ストレージへのアクセスを禁止(Restrict storage access)したり、リソースの読み込みをブロック(Block resource loads)したりするようです。

どのサイトがどういうカテゴリに分類されるか、については Disconnect社(トラッキング防止のブラウザ拡張機能などを開発してる会社)のリスト を使っているらしいです。 Firefoxも同じ?(参考

どういうしくみ?

Disconnect社のリストに加え、Site engagementOrganizationsというしくみが実装されているらしいです。

Site engagement とは、ユーザーのサイト訪問頻度や滞在時間などからサイトの信頼度をスコアリングするしくみです。
スコアはローカルに保存され、また Edge で edge://site-engagement にアクセスすると各サイトがどういうスコアになっているのか確認できます。

f:id:dackdive:20200206012230p:plain

将来変わる可能性はありますが、今のところこのスコアが4.1以上なら信頼できるサイトとして判断しています。(スコアは0〜100点)

Organizations とは、ある会社が複数のドメインを使用していたときに、それらのドメインをグルーピングし、同一グループ内でのクロスドメインリクエストはブロッキング施策を緩和するみたいなしくみです。

新Edgeの独自機能その2: Collections

こちらは現在の安定版(v79)ではまだ有効になっておらず、v80以降で使える機能です。 DevやCanary版で試せます。

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ブックマークをもうちょっと高機能にした感じでしょうか。 ブラウザ右側のサイドバーに、ページのURLだけでなく、テキストや画像をコレクションに追加することができます。

ブラウザ拡張

新EdgeではChrome拡張がほぼそのまま動きます。 Chrome Web Storeからもインストールできるようです。

f:id:dackdive:20200206010901p:plain

また、まだベータ版ですが、Edge専用のストアも公開されています。 https://microsoftedge.microsoft.com/

Edge専用ストアへの公開については以前記事を書きました。
Chrome拡張をChromium版Microsoft Edgeに対応する - dackdive's blog

chrome.tabsなどのAPIがそのまま使えるので、おそらくChrome拡張のソースコードに何も手を入れなくても公開できます。

リファレンス

公式ブログ・ヘルプ

日本語記事

「みんなのデータ構造」学習メモ:3.1 SLList 単方向連結リスト

みんなのデータ構造(紙書籍+電子書籍) – 技術書出版と販売のラムダノート

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これまでのメモ

2章の後半をすっ飛ばして、第3章の連結リストに入る。
今回は「[P55] 3.1 SLList: 単方向連結リスト」。

TypeScript によるソースコード
https://github.com/zaki-yama/open-data-structures-typescript/blob/master/src/SLList.ts

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「みんなのデータ構造」学習メモ:2.4 ArrayDeque

引き続き、「みんなのデータ構造」という本を読む。
みんなのデータ構造(紙書籍+電子書籍) – 技術書出版と販売のラムダノート

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これまでのメモ

今回は「P35. 2.4 ArrayDeque 配列を使った高速な双方向キュー」。

TypeScript によるソースコード
https://github.com/zaki-yama/open-data-structures-typescript/blob/master/src/ArrayDeque.ts

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Salesforce: 新しいTrailhead Playgroundがリリースされました

新しいTrailhead Playgroundがリリースされました。
といっても劇的なアップデートではなく、Playgroundにアプリが1つプリインストールされるようになっただけのようです。

今まで通り、ハンズオン形式の問題から「Trailhead Playgroundを作成」で作成すると、新しい組織にはプリインストールされるようになっています。

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新しいTrailhead Playgroundでできること

1. パッケージインストールが組織内から可能に

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「Install a Package」タブからは、パッケージIDを入力してボタンを押すとパッケージをインストールできるようになります。
単に別タブでインストール画面が開くだけですが、これまではこのためにログインを求められてパスワードが必要だったはずなので手間が減ったかな。

2. パスワードリセット画面

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「Get Your Login Credentials」からはユーザー名が確認できるほか、パスワードのリセットが可能です。
この場で新しいパスワードを入力させてもらえるのかと思いましたが、単にリセットが行われてメールが送信されるだけのようです。

余談

すでにTrailheadのモジュール内で、パッケージインストール手順やパスワードリセット手順などの記述はアップデート済みっぽい。(全部じゃないかもしれない)

f:id:dackdive:20200120025204p:plainSalesforce 組織へのサウンド効果の追加 > パッケージのインストール

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Trailhead Playground の管理 > Trailhead Playground のユーザ名とパスワードの取得